MINIのバッテリー交換をDIYでやってみた

MINIのバッテリー交換をDIYでやってみた

先日オイル交換をしてもらったときに、新車時のバッテリーが付いているので、そろそろ交換しておいた方がいいですよと勧められました。

確かに新車登録時からすでに8年目なので、いつバッテリーが上がってもおかしくないです。値段を聞いてみると37,000円くらいとのこと。

た、高い!

今まで20台以上乗り換えてきたけど、輸入車ってこんなにするの?
輸入車に限らず、昨今の車はアイドリングストップなどの機能がスタンダードになって、標準バッテリーはどんどん高性能なものになっているようです。

私の車にはアイドリングストップ機能はありませんが、お高いAGMバッテリーでした。

ちなみにディーラーにも聞いてみましたが、6.5万円と言われました。
う~ん、聞くんじゃなかった。

自分でやってみようかな?

色々ネットをあさって、自分でもできそうな気がしたので、バッテリーを取り寄せてやってみることにしました。

BMWにOEMで供給しているVERTAに決定。
今ついているバッテリーと同じものです。
お値段は18,800円でした。

今回用意したもの

  • VARTA E39 570901076 18,800円
  • カーメイト メモリーキーパー SA201 1,799 円 送料230円
  • SEIWA スパークキラー SK01A 3,558円
  • TRUSCO エクステンションバー 500円(結局使用せず)
  • ショーワグローブ #882 ニトリスト 100枚 2,580円
  • DAISO 保護メガネ 110円
  • DAISO 単4アルカリ電池5本入 110円×2
バッテリー交換
今回手配したもの(ゴーグルとエクステンションバーは要らなかった)

合計で27,797円

結構かかりましたね…。
まぁ、それでもショップより1万円くらい安いし、なんだか楽しそうだからいいや。

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まずはメモリーキーパーをセット

バッテリーを外す前にメモリーキーパーを車両に取り付けます。

バッテリー端子を外すと、オーディオやら時計やらのメモリーが消えてしまうため、メモリーキーパーに乾電池を入れて一時的な電源供給をします。

単四5本で電源供給できる時間は30分くらいだったかな?
あまり長くないので、バッテリーを端子から外したら、手際よく作業をしなくてはなりません。

また、メモリーキーパー使用時は、絶対にドアを開けたり、リモコンキーで開錠や施錠をしないこと。
単四5本の電力があっと言う間に無くなって、メモリーをキープできなくなりますので、ご注意を。

今回用意した「カーメイト メモリーキーパー SA201」は、OBD2端子に差し込むタイプなので、誤って外れる心配がありません。これはとても安心。

OBD2に接続したら、ダッシュボードの見やすい場所に置いておきます。
一番左の乾電池通電中のランプと真ん中のバッテリー通電中のランプが点灯しているはずです。

カーメイト メモリーキーパー SA201
左から、乾電池通電、車のバッテリー通電、バックアップ状態を表示しています
カーメイト メモリーキーパー SA201
作業中に確認しやすいダッシュボード上に配置

助手席側ワイパー取り外し

R60 MINIクロスオーバーのバッテリーを外すには、まずカウルトップカバーを外さなくてはいけません。

そして、カウルトップカバーを外すのに、助手席側のワイパーアームが邪魔になるので、そちらも取り外します。

外さなくても可能との情報もありましたが、私は不器用なのでひと手間かけて外すことにしました。

ワイパー取り外し
ワイパーアーム取り外しが地味に大変

ワイパーアーム根元のキャップを外すと、ナットが出てきます。15mmソケットで取り外すのですが、これが固着して固いです。
私はタオルを挟んで木槌でたたいて外すことができました。

ワイパー
う~ん、錆びてるね

カウルトップカバーのナットやモール、ホースなどを外す

ワイパーアームを取り外したら、カウルトップカバー手前のゴムモールや2ヵ所のナット(10mm)を外します。

モールはずし
モールは簡単に外れる

また、2ヵ所のホースもガイドから外しておきます。

いよいよカウルトップカバーの取り外しだが…

次はようやくカウルトップカバーの取り外しです。

これがすごく難しかったです。
何せ、どこに力を入れて、どの方向に外せばいいのかわからない。

カウルトップカバー
ここを引っ張ってもダメ、あたふた

何となく手探りでやっていましたが、どうにもこうにもうまくいかず、えいやっと思いっきり手前斜め上方向に引っ張ると、

バキッ!

あちゃ~、豪快に割れちゃいました(泣)

無惨なカウルトップカバー
無惨なカウルトップカバー

壊して分かりましたが、ウィンドウ側(奥の方)の根元付近を持って引っ張れば割れなかったと思います。

ネット通販だと6,000円くらいで売ってましたが、安く上げるのが目的だったので、とりあえず瞬間接着剤で補修。

可哀そうな状態のカウルトップカバー
可哀そうな状態のカウルトップカバー

無惨な状態ですが、ボンネットを開けないと見えない部分なので、当面このまま行きます。

ようやくバッテリーが御開帳

バッテリー
バッテリーとご対面

やっとのことでご本尊にお会いできました。
マイナス端子から外すのですが、その前にサージプロテクターを繋げます。

サージプロテクター接続

サージプロテクターとは、電力切断時に発生するサージ電流を吸収してくれる機器です。
バッテリー交換時にサージ電流が発生して、コンピュータなどの機器を破損させてしまうのを防止する目的です。

ジャンプケーブル接続時にも使えるので、持っていて損はないですね。というか、必ず使用した方がいいです。

サージプロテクター接続
両端子にサージプロテクターを接続した状態

マイナス端子、プラス端子の順にターミナルから端子を取り外します。

バッテリーを取り出す前にゴム手袋などで、外した端子部分を覆って、工具などがボディに接触しショートするのを予防します。

ゴム手袋で端子を保護
ゴム手袋で端子を保護

メモリーキーパーのインジケーターは、バッテリー通電が消えてバックアップ中が点灯します。

メモリーキーパー
メモリーキーパーのインジケーターがバッテリー通電からバックアップ中に切り替わります

バッテリーの手前の隙間にステーの頭が見えます。これを外さないとバッテリーが取り出せません。
プラスドライバーか六角レンチで外します。

ステーを外す
バッテリーの手前の隙間にあるのがステー

20kgのAGMバッテリーは重かった

プラス端子とマイナス端子がコードで繋がっているので、それを切らないように注意しながら、古いバッテリーを取り出します。

バッテリーは重い
AGMバッテリーは重い

しかし、これが重い。
その上、コードが邪魔。
しかも、奥の方にあるので、腕の力だけで持ち出さなくてはならず、本当にきつかったです。

私は、なるべく短い距離になるようにフェンダーのすぐ横にテーブルを持ってきて、そこに置いていましたが、それでも大変でした。

ボディなどに落とさないように注意しましょうね。

純正バッテリーと色以外は一緒でした

色以外は一緒
左が純正、右がVARTA

何とか取り出したバッテリーと新しいバッテリーを並べてみましたが、色やシール以外は全く同じ。やはり純正にOEM供給しているのですね。

バッテリーボックス
あまり見ることのないバッテリー収納部分もついでに掃除

逆の手順で取り付け

外すのとは反対にプラス→マイナスの順でターミナルに端子を取り付け。
バッテリーを取り付けたら、サージプロテクターを外します。

この時点でメモリーキーパーのインジケーターは、再びバッテリー通電の表示に戻ります。

新しいバッテリーを設置
新しいバッテリーを設置して配線
メモリーキーパー
メモリーキーパーのインジケータが再びバッテリー通電に戻ります

取り外しと逆の手順で戻していきますが、やはりカウルトップカバーが難関。

何度か試行錯誤を繰り返して、装着できましたが、先に右側を差し込んだ方が付けやすい気がしました。

戻すのも難しい
戻すのも難しいカウルトップカバー

ワイパーアームを取り付け、最後にバッテリーの蓋をはめておしまい。

作業完了
作業完了
動作チェック
エンジン始動や各種メモリーが正常かどうかチェック

思ったより大変でしたが面白かった

ディーラーでは結構工賃取りますから、慣れないとそれなりに大変でしたが、面白かったし、なんだか愛着が湧きましたね。

次にやるときは、カウルトップカバー割らずに行けそうな気がします。
まぁだいぶ先になりそうですけど。

最後に、R60のボンネットの角、何度も頭をぶつけて痛かったので、ご注意ください。
角が尖ってるんだもん。

この角が痛い
この尖がったところに頭を何度ぶつけたことか