MINI R56 レンタカーで1日堪能

MINI探しをお願いしているMINI GARAGE PARADOXで、R56のレンタカーサービスをやっているらしいので、早速電話して予約しました。

レンタカーで丸一日乗ってみると、時間が短い試乗ではわからないことにも気付ける気がしたので。

派手派手カラーでもMINIならうれしい

レンタカーのMINIはR56前期型のクーパー（AT）でした。
そして、ボディカラーはイエロー系。

派手派手だぁ！

もうすぐ五十路の私。
国産車だったら、ちょっと躊躇してしまう派手な色。
しかし、MINIなら何ともない。
いや、むしろうれしい。

見て見てー、って。

なんだろ、この感覚。
MINIにはオヤジの羞恥心さえ喜びに変えてしまう魔力があるのか？
まぁ、客観的に見たら似合わないこと、この上ないんだけど。

どこから見てもキュート

イエローのボディカラーも相まって、どこを見てもかわいいMINIの3ドアハッチバック。

いやぁ、おしゃれだなぁ。
全体に散りばめられたメッキの加飾が上品さを醸してる。

上品でおしゃれでキュートな中にも、サイドスカットルなどのクールな部分があり、全体としてすごく秀逸なデザインだと思いました。

インテリアも個性的

室内に目を移しても、やはりMINIらしさ爆発。

丸を基調としたどの車にも似ていないインテリアは、MINIのアイデンティティ。大型メーターなどのスパルタンな部分とのバランスが実に絶妙です。

ただ、センターメーターは正直見づらいと思いました。まぁ時速は、ステアリング前のタコメーター内にデジタル表示されるので、それほど不便ではないです。
この大型センターメーターは、どちらかと言えば演出でしょうね。

演出と言えば、フロントウィンドウ下端にせり出したワイパー。クラシカルでローバーミニを彷彿とさせます。
今時の車はボンネットに隠しますよね。
高速安定性、燃費、風切り音に関して不利になるのに、わざわざワイパーを見せるなんて、それ以上に雰囲気を大事にしているんでしょうね。

あと、地味にうれしいのが、ドライバー側サイドのサンバイザー。
西陽が傾く夕方の直射日光をカットしてくれます。これ便利。

一日も早くMINIに乗りたい

走りも色々試してみました。

わざとブレーキを送らせたり、少しオーバースピードで曲がってみたりしましたが、この車はドライバーの思いに答えてくれます。

高速道路も走ってみましたが、とても1,600ccのコンパクトカーと思えない直進安定性を持っています。ボディ剛性の高さと相まって、すごく安心感がありました。

レンタカーとして、1日MINIに乗って、一日も早くMINIに乗りたいと、さらに気持ちが昂りました。

ところが…

しかし、ここに来て問題発生。
家族の評判がいまいちなのです。

「狭い」
「乗り降りしづらい」
「乗り心地悪くてお尻が痛い」

ドライバーを楽しませてくれる最高の車なのに、同乗した家族はこんな感じ。
特にリアシートに座った妻は、不満タラタラ。

「やっぱりリアシートにもドアがある車がいいよぉ」

う～ん、でもMINIと言えば3ドアでしょ。
5ドアになると、MINIとしては大柄なクロスーバーしかないじゃん。
しかも、値段も高いし（多分）。
というか、そもそも家族みんなで出かける機会が少なくなったから、大きい車いらないって言ってたじゃん！

何とか家族を説き伏せる努力をしよう。
そう心に誓いながら、レンタカーを返しに行きました。