MINI R60 後期グリルのセンターモールを塗装

MINI R60 後期グリルのセンターモールを塗装

クーパーS後期型のフロントグリルへ交換し、センターモールの色替えをすること。
去年の夏からずっと計画していました。

新品をディーラーで取り寄せると4万円近くするので、ずっと中古を探していましたが、なかなか巡り合えませんでした。
そんな折、楽天で3万円くらいで販売されていたので、思わずポチリました。

MINI R60 クーパーS 後期グリル
MINI R60 クーパーS 後期グリル

最初はラッピングをしようと思っていた

色替えにはいつでも元のメッキに戻せるように、ラッピングを予定していました。
耐候性・耐久性を考えて、3MのXLシリーズを購入しました。

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しかし、全体が曲面で構成されるパーツなので、不器用な私には手に負えませんでした。

ラッピングで色替えに挑戦
ラッピングで色替えに挑戦するも惨敗

平面の面積が小さいので、インテリアパネルの時のようにうまくいきません。
シートの材質も関係があるのかもしれませんが、最初のこの部分を手掛けた時点で諦めました。

ラッピングは断念、ぐじゃぐじゃポイー
断念、ぐじゃぐじゃポイー

ラバーペイントに変更

こうなると、直接塗装するしかないかなぁ。
ただ、メッキに塗装をするには、下地処理でメッキに傷を付けなくてはなりません。

そこで次に思いついたのがラバーペイント。

ラバーペイントはメッキに直接施工できるとどこかの記事で見たことがあり、早速やってみました。

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ラバーペインティング中
ラバーペインティング中

シリコンオフで脱脂をして、あとは塗るだけなので簡単です。
何より、失敗してもペリーっと剥がせるので、気が楽です。

ラバー塗装済
ラバー塗装完了

ゴムなのでマットでザラザラの質感ですが、これはこれでアリかな?
クリアを吹けば光沢は出ますが、ラバーが硬化して剥がしづらくなるようなのでやめておきます。

求めていた黄色よりもオレンジ寄りなのが心配ですが、夜になってしまったので、翌日車の横に持って行って色味を確認することにしました。

ラバーペイントの弱点

翌日、塗装済のモールを外に持ち出す際に、不意にテーブルの角にぶつけてしまいました。
軽くコツンと当たった程度でしたが、ご覧のようにあっけなく剥がれが発生。

ラバーペイントは脆い
ちょこっと当たっただけなのに…

フロントグリルの塗装としては、あまりにも弱くて向いていない気がしますね。
もちろん、剥がれても上塗りして簡単に補修できるのがラバーペイントですが、フロント側の外装だと頻度が多くて嫌になりそう。

で、ペリペリー。

すぐに剝がせるラバーペイント
すぐに剝がせるラバーペイント

やってみたかったんですよね、これ。
すごくきれいに剥がれて気持ちいいです。

ぐじゃぐじゃポイー
ぐじゃぐじゃポイー

結局アクリル塗装をすることに

いつでもメッキに戻せるように、できれば塗装をしたくなかったのですが、年貢の納め時です。
カラースプレーを買ってきました。

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イエローはどの店にもホンダのカーニバルイエロー(ビートの黄色)しか置いてありませんでした。
もっと濃いイエローが欲しいのですが、イエロー車は少ないので仕方ないですね。妥協。

下地処理

まずは、足付けを行います。

ツルツルのメッキには塗装が乗らないので、足付けをします。

ただし、粗いペーパーで磨くと下地が出てしまい、メッキと下地の間にシンナーが入り込ことで塗装が縮むことになるようです。

そこで、極細目のスコッチブライトを使って、軽く撫でる程度に磨きます。

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極細目で軽く磨く
極細目で軽く磨く

これだけだと足付けとして不十分なので、プライマーを吹いてから塗装に入ります。
プライマーはメッキが見えなくなるまで、4~5回に分けて少しずつ塗りました。(乾燥時間20分くらい)

特に1回目は液だれしやすいので、かなり薄く2往復程度に留めました。

プライマー処理
プライマーでメッキが完全に見えなくなった状態

今になって思ったのですが、ホワイトのプライマーにするべきでした。
店にグレーしかなかったので、何も考えずにグレーを買ったのですが、イエローなどの薄い色はホワイトの方が色乗りが良くなりそうです。

プライマーが乾いたら、表面のツブツブが消える程度に先程のスコッチブライトで軽く研磨し、塗装面を整えます。
これで塗装前の下地処理終了。

カラー塗装~クリア塗装

カラー塗装も、やはり1回目は液だれしやすいので、かなり薄くしか塗りません。2往復くらい。
乾燥時間は20分くらい。
乾燥したら2度目の塗り。この時は4往復しました。
そして乾燥。

1回目は特に薄く
液だれしやすい1回目は特に薄く

この工程を5回か6回(忘れた)ほど繰り返し、最後の1回のあとは5分くらい乾燥させて、ボカシ剤を吹きました。

ボカシ剤は、元々の塗装面と新しい塗装面が混在するときに使うものですが、塗装の粒を平らにしてくれる効果があるらしいので、1往復を1回だけ吹きました。(これはやらなくてもよかったかも)

ボカシ剤の後、20分程度乾かし、クリア塗装を行いました。

クリアもカラー塗装と同じ要領で4~5回行い、最後にボカシ剤を吹きました。

塗装完了
塗装完了

なんだか思ったよりも薄いイエロー。

明るい色は根気よく重ね塗りをしないと、本来の色味にならないようです。

というわけで、塗装~クリアの工程をもう一度行いましたが、まだ薄い気が。
そして、その翌日に3度目の塗装。

何とかビートのような色になったかな?
何とかビートのような色になったかな?

だいぶビートの色になりました。
このくらいなら、以前ブレーキキャリパーに塗ったイエローとバランスが取れるかな?

残りは、仕上げの研磨作業ですが、完全乾燥に1週間くらいかかるようなので、また後日行います。

早くMINIに付けたい!